黒白 -coexist-/悠祈
日を翳す気跡が崩れ去るように
季折を待ち焦がれる蕾の放熱を嗜めるように
はらりはらり、はらり
なづき忘らるる言霊の孤独を慰むように
三世を紡ぐ赤き糸にて夢の余韻を手繰るように
はらり、はらりはらり
風に弔われ
爪先の幽玄へと
音も無く沁みゆく
あえかな散華の泪よ
玄も罔く
白も罔く
いのちのままに
いのりのままに
己が息吹を鮮やかに描くように
no more left yours alone, feel your own coexist―――
no more left yours alone, make your own coexist―――
戻る 編 削 Point(2)