D.E/流希-Яuki-
 
目の前に現れた悲劇
喜劇と逆の涙が零れて消えない
早く夜から抜け出さして
傷ついたままでいいから眠らした

奪われ続ける旋律から抜け出せないままで


崩れかけの道と階段
羽の無い屋根が沈むように覆いかぶさって
奪われるだけの自分の硝子
人目のつかない場所に居場所を置いて
昨日の自分より儚く奪われていく
立ち止まったままで
塞がれたままで

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