ピクニック/
吉岡孝次
草のよこに
好きな
歌を並べる。
ロロロリル
ラル ──
今度誘われたら
断ろう、と思っていたらしい。
(あんまりじゃないか)
遠く崩れる雲を
見つめているようだけど/ねえ、
やっぱり一人の方がいいのかい?
川面から少し離れて
きみの眼が、風に
澄む。
戻る
編
削
Point
(3)