『蒼の日』/あおい満月
 
だ、見ていてくれるだけでいい

もう誰にも
云いたくはない

あなたの味方は
あなたなのだと

何度も
雑踏にまみれた
ことばを
繋ぎあわせた
パッチワーク

それを風に靡かせて
わたしは一日をやり過ごす

わたしには
わたししかいないのだと

鏡を覗く

瞳が哀しい

いつも


                        2009.5.16(Sat)



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