屋上/ナガシー
屋上に上がり朝焼けを眺めている
僕の目には上ってきた太陽の光がとても明るく見える
暗い世界から僕を解き放つ
とてもとても綺麗でその風景を目に焼き付けた
部屋の蛍光灯の明かりではなく
自然のとても温かい光が僕を包む
体の中に温かい物か流れ込んでくる
僕は生きている
ここにいる
両足でちゃんと立っている
僕の横には温かくしてくれるヒトは消えた
夜空に光る星になり僕を見守っている
忘れることの出来ないあの優しい顔で
君のいない世界で僕はちゃんと生きているよ
手に残る冷たい感覚氷のような
僕は生きている
生きている
生きている 君のいない世界で
戻る 編 削 Point(0)