at the crack of dawn/李伍 翔
 

街灯が照らし出す

雪の白に目が眩む

頬をさす 冷えきった空気の感触

渦を描いて 落ちる吐息



まだ 夜明けまでは 遠いのだろうか。



青白む 東の空

月は高く

誰もいない街は

何処までも 静寂。

家路を急く足取り

己の鼓動と 吐息とが

静寂の街を騒がす


嗚呼、響くなぁ。


夜明けまでは まだ 遠い。
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