地獄の國のナチス(これは正式なタイトルではありません、仮名です。現在タイトル募集中)/不条理の由加利
孤独が暴走する
今なら独りでに「大丈夫大丈夫」と
2回早口で独言できるほど
私は放射状の原子力より あ ば ず れ で
ひたすら1(いち)で出来た羅列を好み
行けるところまで、
それを使い切ってしまいたいと
切実に願う
ヘッドライトが照らす白線は
連続で「死」の一文字を
チカチカチカチカと
脳の中の柔らかい(次の生身)に
痙攣を誘発している
そして
誰もが知っている、あの
そう君が
「セロファンセロファンセロファン」
と欲しがるほど好きな
赤いセロファンに投影したときには
「死」は「生」の文字に変換されていた。
私の片道燃料は神曲だ
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