着信拒否/佐々木妖精
 
ぼくの部屋にきみはいらない
きみの部屋にぼくはいらない

そう いくら距離を保とうとしとても
君はまだ飛び道具を使うし
君は僕の煙を避ける
週末が億劫で 眠くて眠くて仕方ないんだ
どうせ撃つなら 寝ている時にしてくれないか
これ以上 さめたくはないんだ

銃があるから歩み寄れないのか
歩み寄れないから煙草があるのか
君との距離を保つのに
火種を幾本も床に置き
布団から一歩も動けない
不意に覚めるべき眠気すら失い
夢伝いに部屋を出て
外から眺めた窓は黄ばみ
声をかけても顔を曇らせ
指を当てても泣くばかり

ぼくの部屋にきみはいらない
きみの部屋にぼくはいらない
だからもう きみはいない
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