抒 情 /
るか
こころの 襞を はなれて
この場所から は ただ
あわいひかりだけが
みえています、
ひかりは きみの頬を
嬲る、
つめたいかぜが
からだから
感覚を
奪い、
きみは 告げる ―――
世界という 問いかけの 意味について ―――
或いは
自由 という 根拠 を
修飾 する
望郷の
抒情
窓は
吐く、息で
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