目蓋沸騰寸前夜/或る女の子
抱いているよ/とっくに/もう
(君へとは違う感情で!恋したんだぼく可愛い女の子)
知らない振りをしているから駅から離れられないのです
去ってゆく/電車/わたし/電車→家
家が嫌になりつつあります
早いこと物件を決めて犬を飼おうと思います
わたしを外へ出してくれる犬
そうだね
面倒だったら捨てちゃおうね
保健所へわたしを今すぐ君の手で連れてゆけ
ベルトコンベアーに乗って天国まで行く
アンチョビ缶/鯖缶/I my me mine/昨日まで隣で飼われていたネコ
もうちょっとだ
焼け死ぬのは
硫酸で癒せる傷もある
だからまだ死なないで/リストカットだらけのyou
飛び越えて
だから今日も道を歩く
太陽など気楽に蹴り上げたわたしがいるから皆、生きておられるのだよ/ who?
生きる/生きない
選択など常人なので持てるゆとりなどなく
差し迫る明日 やはりあの道がある街をひとりで闊歩したいのは/ I my me mine
Zennbugadoudemoii tadayariharaukotoniyori 沸騰した涙が目蓋を蹴り上げた明け方
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