過去/伽茶
 
そう


あの時は


お互いが信じられなくて終わった


今までに無いくらいの惨劇だ


お互い不満をぶちまけ


当たり散らして


最後にぶつけたのは


誰よりも幸せになれた時の記憶だった


君が否定したすべては


私が初めて味わった幸せで


何より大切だった記憶


君は黙り込んだけど


君が踏みにじったのは


私の守りたかった物


誰でもない君との記憶


君をそうさせたのは


紛れもなく泣いてる私


終わったんだよ…

戻る   Point(2)