こころのすきま/うたひと
 
ゴイ安堵感が
心を包み込み
次の瞬間
いたいの知れない
不安と後悔と自責の念が
押し寄せ
安心と不安が
入り交じって
複雑な気持ちになる
天井を仰ぎながら


心の微妙な動きを感じている
ある種の自意識が
覚醒したとき
トイレへ走り込む
心のすきまを埋めようとした
モノ達が
口から吐きだされ
ぐったりと
ベットに倒れ込み
少しの快感に似た感覚をおぼえながら
眠りにつく            

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