夢/ゆるこ
 
きな青い地球色の飴玉や
怖い夜を宇宙旅行に変えてくれるおまじない
引きこもりがちな私を連れ出す
ちいさくて暖かい手のひら、とかね

(眠れないお姫様を抱きしめるラビットを与えてくれたよ)

(たしか、だれだっけ)

なんでも与えてくれる
その嘘偽りなく感じていた幸福感だけで今もわたし、生きているのに


0.

彼の唇に吸い付く
私は蛇に生まれたっかたと呟けば
彼はまた、私を埋める(知ってたの、大きな空洞)
(もう知らないふりはできない)


はじめから、満たされていたこと
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