それから俺は3分ほど何も考えなかった/ホロウ・シカエルボク
 
ばこの場でお前を殺すことだって出来るんだぜ―目を細めてそう囁いたら本を床に叩きつけて店を出て行った…俺はそれから30分ほど店の中をうろついていた
駅の側の自動販売機の前で、アンダーマイサムを再び格納した、携帯電話はどんな高揚も持たないただの便利な塊に戻った、缶コーヒーを買って、プルタブを引いた


駄目だ
自分にノーと言ったことのない
人間のやることは







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