リズムダンスの後で/殿岡秀秋
運動会のリズムダンスの練習で
女の子と
腕と腕を組んでスキップする
回りだす小学校の校庭
小柄で
勉強ができて
やさしくて
笑顔のかわいいきみと
ぼくは組になって跳ねる
音楽が変わって立ち停まる
向き合って
差しだされたきみの手を
ぼくの手で軽く支えて
片足のかかとを前にだして
互いに小首をまげて
見つめあう
きみの表情に
影が生まれないか
こっそり見ている
ぼくの両手にはたくさんのイボがある
きみがぼくの手を握れば
ガマガエルの皮膚かとおもうだろう
自分の手を支える奇妙な生き物に
きみはいつ気づくのだろうか
眉をひそめるのか
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