ブルースが描けないということ/銀ラメ
 
花びらがゴム靴に轢かれるとき

涙とも 汗みずともいえないもので アスファルトを濡らしました

ぼくははそれを見て

胸が詰まることと吸い殻があふれることの 相関性を目にして

黙ってしまう

暖かい病室にとぐろを巻く 「希望の光」と 白すぎる壁 を目にして

黙る 背を向ける  吸いたくもない一本にまた火をつける


ぼくはあなたの何も知らない
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