ブルースが描けないということ/
銀ラメ
花びらがゴム靴に轢かれるとき
涙とも 汗みずともいえないもので アスファルトを濡らしました
ぼくははそれを見て
胸が詰まることと吸い殻があふれることの 相関性を目にして
黙ってしまう
暖かい病室にとぐろを巻く 「希望の光」と 白すぎる壁 を目にして
黙る 背を向ける 吸いたくもない一本にまた火をつける
ぼくはあなたの何も知らない
戻る
編
削
Point
(1)