少年たちは、走る/
蓮川ヒロ
僕の背に大きな翼を
君の手に光の槍と盾を
一丸となって走り出せば
二人は無限を手にして
三次元を越え
四次元をも越えていくだろう
微笑みを浮かべ
駆け出した二人は
止まる事をせず
休む事をせず
縦横無尽に飛び回り
そして
扉を開いていく――
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