ネコウチク/ねなぎ
 
青々とした
ススキが
手を触れれば
切れそうなくらい

猫を拾ったので
埋めた

分解者が
いくら細かくしようとも
ある一定のレベル以上は
分つことなど
不可能なように
全ては
意味などではない

学校からの帰り道
肉マンとか食べてた時

柔らかく
ぐにゃりとして
滑らかで
汚れがこびり付いた
毛先

見てしまったからには
素通り出来ず
立ち止まった

RかDかの違いまで行くと
定義する事自体が
難しくなり
ぼんやりとして
あやふやで
曖昧模糊とした
近しく
遠くなる

草むらに
穴を掘って
その上から
土を掛けた
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