セッション/あすくれかおす
丁寧で やりとりが少なくて
シンプルで なおかつ重く響いた
飛行機は暗闇でも飛ぶし
真昼の空模様は晴れた
できれば永く 空気を吸っていたかったと
いなくなって七年目に
彼はわたしに 言うんです
どうしてもいってしまうなら
七回消えても
きっと忘れないだろう
どうしてもそこへ いってしまうのなら
「20:38」
近道をしよう
サーチライトに追いつかれずに
時間は食べものとは違うから
未消化のままで逆行したりするんだ
ちょっとだけ手を止めたつもりなのに
いつのまにか身体 布団
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