かぜのこころ/
草野大悟
心臓が
十字架にさらされ
ぱたぱた
してた
かぜにふかれ
ぼくらは
それをみて
哀しいばかりに
涙して
かぜにふかれ
かぜは
それでも
形而上学的な花を咲かせつづけ
なおも
かぜを
ふかせている
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