コイイト/
邦秋
点から点へ
つないだ線が
赤い糸であれば
それは恋糸
思い、思って
思い焦がれた
糸を編んでいこう
点と点の手
下ろす瞼は夢見るため
夢見るのは君に会うため
世界が終わる
時計が止まる
もしもの話、
だけど構わない
陰を思えば
待つのは光
陰見る後の
光は眩しい
おろしたての綿のような
何気ない肌触りを
降ろした手は繋げるよに
かがんだのは頬ちかづくよに
陰を思えば
待つのは光
陰見る後の
光は眩しい
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