恋詩木/
木屋 亞万
僕の気持ちに気付くはずがない
でもこれはあなたのための詩
あなたが過ごしたこの場所に
僕もいる、それだけで
生きていくには充分なんです
どれだけの時を経ても
僕は立っているだけで手一杯
愛し愛されることが
この世の最大の幸福だと
誰が歌おうとも
僕はあなたを想うだけで幸せ
あなたがこの世にいるだけで
僕は優しい呼吸ができるのです
さよなら
ありがとう
これはあなたの詩
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