狂詩/こめ
天国から地獄への階段を下っていく
さっきそこで殺気で満ちていました
拝んださきにいるのは
理想を掲げたぼんくら
重たい鎌をぶら下げて華麗に
現れたの死神さま
満面の笑みを向けて
次の景色は真っ赤な雨
世界は愛で包まればいいのにね
愛があるから殺したいよ
絵画の中で十字架に張り付けられた
ウルトラマンは正義の味方と
子供のころにたたき込まれた偽り
罪にむくい罰を受ける
鈍い音飛び散る破片
いくらなんでもそれじゃかわいそうだよ
泣き叫ぶ声は快楽の完成
僕は見たことはな
[次のページ]
戻る 編 削 Point(6)