映画日記、ただし日付はてきとう3/渡邉建志
 
馬」のめちゃくちゃな動きと象徴、「ざくろの色」と「スラム砦」のページェント的映像、それらの混合。

10.グル・ダット「紙の花」 (1959/インド)(あと「渇き」)
インド映画のイメージを覆されろ。これは芸術だ。なのに娯楽映画として成立させなければならかなったグル・ダットの悲劇。なぜこんなにすごい映画が、同世代の若い人の手の届かないところで保管されているんだろう。どうしてレンタルビデオに回らないんだろう。不条理だ。この映画におけるワヒーダー・ラフマーンほど美しい女優はいない。/「渇き」。見た後で苦しかった、ああ、生きてくのつらいよなあ。美しいです。

11.別枠:佐々木昭一郎「四季・ユ
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