諧謔の逆恨みが背ビレを落とした/xxxxxxxxx
諧謔の逆恨みが背ビレを落とした。松子は不審げな眼差しで次々と串刺し、にする。わたしはそんな中で胎児の如くひそやかに息づき、シダの如く教室に根を張る、わけだが、じゅりゅり、じゅりゅり、と泳ぐ松子にとってはそれは苦しみの芽と映ったようで、盛んに串刺しにした。わたしとしてはただ存在することを罪に問われたも同然で、この空白、言わば行間のようなモノを奪われてしまっては、それこそ息もできないわけで、しかし一部の松子にはどうしてもそれが理解できないらしく(想像してみたこと、あるのか?それとも想像できないのか)、頻りに距離をつめて来ようとする。その度に知らぬ素振りをするわたしに松子は己の醜さを鏡でも見たかのように
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