銀座線。/
終
乗った瞬間に途切れた緊張感で
その場に座り込みたい気持ちでいっぱいになった
夏の終わり。
白い丸テーブルにハの字に座り
君と目を合わせて話すことが出来なくなった
あの日、
全てが千切れてしまって
ただ泣くしかできないと
歩きながら家路を急いだ
あの時に最後をきちんとくれてありがとう。
銀座線を走る電車のドアが閉まる。
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