雲雀&麦  (2008.5)/guchi_k
 
草原に 雲雀響きて 空高し
雲雀声 青き空へと 染み渡る
雲雀声 見上げし空の 眩しさよ
雲雀空 生命の声に 満ち満ちて
揚雲雀 必死に空へ 羽ばたきぬ
揚雲雀 空に羽ばたく 勇姿かな
揚雲雀 空に溶けこみ 声のみぞ
揚雲雀 姿はまさに よだか星
揚雲雀 どこまで昇る 勢いぞ
揚雲雀 必死に守る 縄張りよ
墜ち雲雀 真っ逆様に 急降下
落ち雲雀 雛を守りし 勇姿かな
落ち雲雀 知恵と勇気に 拍手なり
落ち雲雀 無事を祈って 見つめけり

ぎっしりと 勢揃いせし 麦穂たち
金色野 麦の香りの 満ち満ちて
金色野 その香り立つ 麦酒かな
金色野 麦わらかぶり 渡り行く
麦秋に 命の香り 満ち満ちて
刈り株の 寂しく並ぶ 麦畑

麦わらと ひまわり似合う 夏日差し
夏日差し 麦わらの端 切り取りぬ
夏日差し ほどよく焼けて 小麦色
夏盛り 帽子も肌も 小麦色


戻る   Point(1)