うそつきでいいから/
たもつ
生き方の不器用な父がひとりヴァージンロードを駆け抜けていく
ベッドで遭難などしないように君のいびきを道しるべにする
ウソツキとキツツキの違いを述べよ、この戦争が終わるまでに
カマキリになります、両手が鎌になります、探さないでください
駐車場のように黙っていると車がきて僕をひいてしまう
子どもが電車ごっこをしている全車両禁煙席なんだろう
約束を果たすことなく嘘つきのまま生きてるぼく、死んでるきみ
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