ジャパネスク/nm6
 
つま先から頭のてっぺんにかけて
ベクトルがそのまま垂直方向に伸びて太陽

果物と同じくらい孤独
瑞々しさの極致がほったらかしだよ

ある日南の島の販売人に出会って
ポイントもつけるし安くするからとか言うからつい
そこに新宿のグレーの空はありますかと尋ねた

プチプチに包まれて来た些細な文明利器で
眺める画像のモデルの後ろに鳳仙花

うっとりと僕は自分の地平線を見定め
今日からやっと人間になれる狼の月夜だよ
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