ジャパネスク/
nm6
つま先から頭のてっぺんにかけて
ベクトルがそのまま垂直方向に伸びて太陽
果物と同じくらい孤独
瑞々しさの極致がほったらかしだよ
ある日南の島の販売人に出会って
ポイントもつけるし安くするからとか言うからつい
そこに新宿のグレーの空はありますかと尋ねた
プチプチに包まれて来た些細な文明利器で
眺める画像のモデルの後ろに鳳仙花
うっとりと僕は自分の地平線を見定め
今日からやっと人間になれる狼の月夜だよ
戻る
編
削
Point
(5)