知らない故郷の道を走る/
北村 守通
つくにはまだ早い
さりとて行くあてどこにもない
考えるべきことも考えつかない
さよならしてしまった
モノ達に
今更会わす顔が無い
いつの間にかできた
この道
どこまで続いているのだろう
どこまで
なんにもないのだろう
私は
いつまで続くのだろう
私は
どこまで空っぽなのだろう
明日まで何時間あるのだろう
昨日から何時間経ったのだろう
長すぎる一日はまだ終わりそうもない
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