システム/
高橋魚
私は常に電車に乗っているので
たとえ小さな太陽が
幾つもの頂点で輝きを放っていても
そこに近づいて
恩恵を受けることは出来ないのです
現在は常に録画されますが
私は知らぬ間に早送りをしてしまうので
太陽を見失いがちです
急ブレーキをかけてください、運転手さん。
慣性の法則に従って、どこか遠くへ飛んでゆきたいのです。
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