生命、痛ク重ク/
流希-Яuki-
解けた糸を利き腕に絡める
線の先を見つめ
悲痛の声に触れようとしている
この命が痛みとなり深く悔いている
故に許されたいと共鳴を求めている
愛しい人の笑顔さえ傷つける刃物になって
私の胸を削り
一瞬で体を通り抜けた「さよなら」の声
手の中でも胸の中でも
もう生まれない未来へ
諦めたと言えない今日が続いている
戻る
編
削
Point
(0)