もざいく少年/
琥霙ふうり
れてしまった
泣いて、
しまったんだ
いつか気付いた
新しい世界に、
それはきっと、生まれた時から
“ぼくはしっていた”
視線が開く
まぶたが開くより、先に
やさしさに
やらかさ、に
つつまれながら
うかんでく
この世界は、きっと
“ぼくだけのもの”
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