童子の夢/北星三天
暁に乗っていったよ
あれはね
遠い昔に知ってたのに
とても綺麗な息してたよ
あれはね
人と神様はね
重なることはあっても
人は人だからってね
許してあげなよってね
暁に乗っていったよ
あれはね
透き通った顔していたよ
あれはね
僕の知っている
顔全てに
似ていたんだよ
でも
子供だった頃の僕も
その横にいたんだよ
僕に向かって
笑っていたよ
僕は泣きそうになって
何かを言おうとしたけど
暁に乗っていってしまったんだよ
とっても綺麗な息で微笑みながら
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