クリスチャン・ベイル/
露崎
おととい
バイトを終えたあと
たばこをぐだぐだと吸ってから
そろそろ冬が春へと切りかわりますな、と
ひとりで会話して
お茶を買いまして
地下鉄へ向かい
すべりこむ銀のやつに身体をほうりこんだ
どれぐらいの速さで生きれば
君にあえるのか、と
ひとりでパロディーをして
目をつむってそれで終わりだ
ずっとこのくり返しが
行われていたはずで
悲しいけれど
半笑い
みたいな感覚
かぎりなく薄く
スライスされた肉片
それから
キリスト
戻る
編
削
Point
(1)