てめえ/
前澤 薫
回転扉、
さては
いたずらに
四時の鐘がなる。
いえ、帰結などしやしない。
無数の、を撒き散らし、
迷惑がられて、
そして、のような
私は、を酒に溶かす。
うーん、まずいわ。
男よ私を抱きとめて、
レクタムへと
彼の肉をぶちこめ!
そうすれば少しは
帰結します。
溶かされ何もなくなる
私を
愛した証を
ぜひともその胸に
彫ってくれよ。
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