日本橋を練りこみゆく/
K.SATO
日本橋を歩いているとすれ違う、
ベンツや物、人、OL、一部の
浮浪者、ペンキ塗り、
サラリーマン、セルシオ、豆腐屋もいる
様々の僕だから
どこにもなくなっている通路の中を
怪訝な顔の行き場の
婦人服コーナーに
にらみ返している
理由もなく街に
三越への愛へと手にさまよい込んでいる
時代の中にされているなんて
今日も本当に地下鉄は
どこに行くのだろう
僕は金がない
怪訝な顔を
理解不能に賑わっている
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