色鉛筆のためのパレット/懐かしい既詩感/
海里
ぱしゃぱしゃと
雨が降っています
じゃぶじゃぶと
何か洗いましょうか
地球は
自分で自分に沈むことさえ出来る
降るものが詩なら
詩浸しになることさえも
スロウ硝子はまだ届きません
粉雪のフラーレンが
アスファルトに落ちてはぴんぴん
この雨は
ソラリスから地球への
アクア・アルタ
戻る
編
削
Point
(2)