雨水/
琥霙ふうり
やらかく、笑む
陽を集め、下
り くだる
雪の青さ
石に 当たり 砕、け
凍返る 先々、に
熟した白、の
息をふわ り
さら
さよなら
名残
惜しむ春の
波に揉まれ
涙
這わす
走馬灯の、ように
桜うぐい
ちょこ
ちょこ、と
(手を振る、ふる、とする姿が愛しくて)
目立ちたがりな
苔の上を
今だけは許して、と
すや すや
透明な
眠り
水温み 惹かれていく
いつかの 水平線、へ
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