sitataru水銀ミルク/カンチェルスキス
 







キ、キルとタルト、存在を、切る、皮膚の中にある、無に帰する、内と外の現象的物理、キル、と、足る
溶液の濃さを、確かめて切る、淡白の蒸し返し、キ、キルと、足る、足る、銀の水槽の四つの角で、光
失いかけるのに夢中に、切ると、こぼれた溶液は柱の縦に具現し、態度的キル、怒りの発音は、
秒数に換算し、扉をくぐり抜けた時から、重量として、虹色に浮かぶ、その重油的記録、発音、沈黙
潮騒の果汁を塗りたくる、酸素上の身体の体液、を、含み、含んだものを、吐き、喉の奥の記憶に
眠らせ、発掘の時を迎えられない、切る、切る、切る、切るものを切ると切る、足る、足るの、切る、キルキルキルキ
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