ときめきと恋しさと淋しさ/ひな
「○○の連絡先が知りたいの」
そんなメールに気付いたのが
仕事終わりの7時すぎ
いつにない友達の積極性に
びっくりしつつも ちょっと淋しい
そんなわたしがそこにいた
独りでいることに
少しの空しさと
人肌の恋しさを感じてた近頃
ときめきなんてものの存在を
ちょっと思い出してたのも確か
だけど思うようにはいかなくて
ただただ淋しさだけが募ってた
友達が幸せを掴むなんてこと
喜ばしい限りの年齢のわたしたち
だけど応援の気持ちと一緒に
自分だけ置いていかれる そんな気分
自分にないときめきが
羨ましくて更に恋しくさせてく
せめて今日だけは
ちょっと意地悪しても大丈夫?
連絡先は明日でいい?
明日からきちんと応援をするから
恋しく思うときめき一つ
わたしにも分けて欲しいと
そっと今日だけつぶやいてみる…
そんな淋しいわたしがここにいる
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