良き日/青い風
 
 いつかこんな日が
 来ればいいと思っていた

 待っていたよ
 二人が結婚したいと
 言ってくれる日を


随分とお転婆で
跳ねっ返りの娘が
いつしかおしとやかになり
君を連れて来た

緊張気味の君を
気遣う様に
私の顔色を窺う娘

 心配することなんかないのに
 若い日の自分を
 思い出していたんだ


君が帰った後
娘が それは嬉しそうな顔で
言ったんだ
お父さん ありがとうって
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