満足厳禁/大村 浩一
口語の時代はさむいがその寒さの中に ※2
自分の裸をさらすほかない時代
ひとつの恐ろしい美が生まれた ※3
三角さん、錯覚しなければならない
パウンド先生からメチャクチャに切り貼りされたテキストが届く
それは不思議な美しさを放っている
エリオットは決して満足しないがそれをそのまま「荒地」に載せる
イタヅカ先生からメチャクチャに切り貼りされたダダマのテキストが届く
それはダダマの不思議な美しさを放っている
私は決して満足しないがそれに猫道を混ぜてステージに乗せる
4時間でこの詩に決着をつけねばならない
つまり、デ
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