クジラと世界の親和性/Anonymous
褒め言葉のように聞こえなくもない。
しかし、それは外見だけのうすっぺらい評価だと、言わざるを得ない。
すでに嘘が露見してしまっているからだ。
嘘の構成要素は
秘密と欺瞞だ。
なんでもポリグラフにかけようなんて
当局の人間には所詮わからぬことだよ。
ともかく
少なくとも今回の場合は前者をなしていない。
そう、このコーヒーくらい不味い。
彼女は今なにをしているんだろう。
最後に話したのは
世の中に猫をタイトルに冠した本が多いのは容易に想像ができるけれど
最近、クジラをタイトルに冠したものが意外に多い事にびっくりした。
という内容だった。
今ならその理由がわかる。
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