light the light/木屋 亞万
ら僕が大きな命になる間、小さな命の隙間のなかで、僕は
天井に押し込められて、生きていくことになったのだ
頭脳を箱から出すために、僕は箱に天井という蓋をして、
それを肉体のつながりのなかに隠した
僕の虚像が実体を持ち、器官を支配し、そのつながりに支えられ存在している
光の入る余地がない、息苦しい箱の中に僕は残されたまま
再び肉体の機能のつながりが解けるまで、僕は苦悩の中にいる
でも、暗い部屋の中で、思い出す
空の星の輝きを、花びらと香りを、光る粒たちを、音のつながりを
肉体の感覚器と壁がわずかに共鳴しているから、
外側の僕が感動するたび、箱の中の僕は光を目にする
色とりどりの知識の炎を
light
the light
so to gaw an o bok u
out oun ega im as u
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