青い春が僕を撫でるから/時雨
 
し離すのは意識してるから、
笑うとき口を手で押さえるようになったのは意識してるから、
たまにサッと目を逸らす理由が僕と同じだったら、どれだけ素敵だろう。


一人で公園を歩く。
男らしい悩みをまるで浄化するように緑の中を歩く。

そんなときに都合の悪いことにキミからまたつっこみどころ満載のメールが楽しげに届いてしまう。

『今年の隠し味はマヨネーズと大根、どっちが良い?』

まるで暗号のようなこのメールですぐにキミの考えがわかってしまう僕は実は天才だったのかもしれない。
(悩みは居たって平凡な青少年ですけど)

『最終的にちゃんと甘くなるならどちらでも構わないよ。』
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