嚥下/ホロウ・シカエルボク
 
でいる
さようなら、見送るための歌なんか俺は歌わないよ(まだら模様の影の中で風化する肉の夢を見る)
再生しろ留守番電話、お前が守れなかった約束をチョイスして
真剣さなんていつか笑い話に代わるものだ―馬鹿みたいな―馬鹿みたいな記憶の積み重ねが
唇に嫌な笑いを残させるのさ…ストッキングを首に巻きつけ、鮫の牙の間をくぐる






消化されるまであとどれぐらいかかるだろう





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