殺しに到る感情のラインβ/ホロウ・シカエルボク
前は気づいたのだ、それ以上何も、それ以上誰も…その世界では舞い上がったりしないってことに…アーハー、怯えている、今頃…過ちを犯したのかもしれないという予感に震えている、だけどそんなこと考えてももうどうにもならない、だけどそんなこと考えてももうどうにもならないんだ、二羽の小鳥はもうお前の手には届かない、すべての存在はもうお前の手には届くことはないのだ、愉快だろう、すべてがお前のことをあざ笑おうとしている、そしてお前はもうそいつらの顔すら目にすることは出来ない…お前は錯乱する、狂わせるものは恐怖さ…自分自身の深淵を覗いてそこに何も無かった時、人は心の底から真摯にキチガイになってなりふり構わずやりまくる
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