再会/Giton
あなたに会ったのは、もう1年以上前、
晩秋の午後、あなたは斑らに錦糸を纏っていた、
その温かそうなあなたの胸と、あなたの厚い肩が、
ぼくの目には焼きついていた;
そしてあなたには触れることなく、
ぼくは、夕刻の尾根を駅へと急いだ、
真っ暗なプラットホームで、あなたが見おろしているのに、
ぼくは夜風にふるえていた。
あした、ぼくはあなたに会いに行く;
あなたは、柔らかい純白の衣装着て、
モノクロームの非情の世界に立ち、
ぼくをやさしく迎えるだろうか?
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