新国富論(2)/生田 稔
 
行われているのではないか。それを肯定する証拠は多い。
 まじかに迫る千年王国はその半ばにおいて死と罪から人類を救うであろう。キリスト教はほかの宗教に勝るかどうかという、論議はともかくとし、人類のための最有力な宗教であるのではなかろうか。予言・教理・普及性・合理性等々の現実的実際的確証的な宗教ではなかろうか。性や罪に関する問題は本能を造り変えねば決して解決できないことである。人間の再創造、つまり穢れなく汚れない罪のない人を自己の内に在らしめること、それは神の力と知恵に頼るほかはあるまい。神は人間を創造されたからである。
 こうした千年王国と人間再創造に関する知識は、神の霊感による聖書とそれを理解
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